「壁のひび割れ補修くらい、自分でやれば安上がりだし簡単だろう」。DIYを始めたばかりの頃の私は、そんな甘い考えで、リビングの壁に走った一本のひび割れに挑みました。しかし、その結果は、補修前よりもかえって無残な状態になってしまうという、ほろ苦いものでした。これから挑戦する皆さんが、私と同じ失敗を繰り返さぬよう、ここに私のしくじり体験談を告白します。最初の失敗は、「下準備を怠り、大惨事を招いた」ことです。面倒くさがりな私は、ひび割れの周りを保護するマスキングテープを貼らずに、いきなりパテを充填し始めました。すると、ヘラでならす際に、余分なパテがひび割れの周囲にべったりと広がり、きれいな壁紙を汚してしまう結果に。慌てて拭き取ろうとしましたが、パテが壁紙の凹凸に入り込み、シミのように残ってしまいました。教訓:急がば回れ。マスキングテープによる養生は、仕上がりの美しさを左右する生命線である。次にやらかしたのが、「パテを盛りすぎて、壁がボコボコになった」失敗です。ひび割れを完全に埋めようと意気込むあまり、パテを山のように盛り付けてしまいました。乾燥後にサンドペーパーで削れば平らになるだろう、と高を括っていましたが、これが大間違い。硬化したパテを平らに削る作業は、想像を絶する重労働で、結局、完全に平らにはならず、その部分だけが不自然に盛り上がった、奇妙な壁が完成しました。教訓:パテは欲張らず、少しずつ充填すべし。ヘラでならした時点で、ほぼ平らになっているのが理想。そして、最大の失敗が、「色を合わせず、補修箇所が悪目立ちした」ことです。パテを削った後、家にあった適当な白いペンキを塗って仕上げました。しかし、壁紙の白とペンキの白は、微妙に色合いが違ったのです。結果、補修した箇所だけが、まるで大きな絆創膏を貼ったように、くっきりと浮き上がって見えるようになってしまいました。教訓:色合わせは慎重に。補修用のシールや、専門の色合わせサービスを利用するべし。これらの失敗を通して、私はDIYが「丁寧さ」と「忍耐力」の上に成り立っていることを痛感しました。私の失敗が、皆さんの成功の糧となることを願ってやみません。
私がやらかした壁ひび割れ補修DIYのしくじり体験