「リビングのフローリング、もう限界だよね…」妻の一言で、我が家の床の全面張り替えプロジェクトは始まりました。築20年、子供たちの遊び場として、家族の団らんの場所として酷使されてきたリビングのフローリングは、あちこち傷だらけで、歩くたびにきしみ音まで響くようになっていたのです。今回は、私自身の体験を通して、床の張り替えにかかった修繕費のリアルな実録をお話しします。まず、どこから手をつけていいか分からなかったので、まずはインターネットで「フローリング張り替え 費用」と検索するところから始めました。そこで、複合フローリング、無垢フローリング、クッションフロアなど、様々な床材があることを知り、それぞれの特徴と価格帯を比較検討しました。我が家は小さい子供がいるため、耐久性があり、手入れがしやすく、かつ予算内で収まる複合フローリングを選ぶことにしました。色は、部屋全体が明るくなるようにと、少し白めの木目調を選びました。次に、複数のリフォーム会社に相談し、見積もりを依頼しました。これが本当に重要だと痛感しました。最初の会社は高額な見積もりを出してきましたが、別の会社はかなり良心的な価格を提示してくれました。見積もり書には、材料費、施工費、既存フローリングの撤去費用、下地調整費などが細かく記載されており、比較することで適正な価格を見極めることができました。結局、担当者の説明が丁寧で信頼でき、価格も納得できた中堅のリフォーム会社に依頼することにしました。契約から工事開始までは、約1ヶ月の準備期間がありました。工事期間は3日間とのことだったので、その間はリビングが使えないことを想定し、家族で生活動線をシミュレーションしたり、家具を移動したりと、入念な準備を行いました。工事初日、職人さんが手際よく既存のフローリングを撤去していく様子は圧巻でした。剥がしてみると、下地は比較的良好な状態だったようで、大きな補強工事は不要とのこと。ホッと胸をなで下ろしました。二日目からは新しいフローリングの施工。一枚一枚丁寧に張り合わせていく職人さんの技に感心しきりでした。そして三日目の午後には、すべての作業が完了し、見違えるようにきれいになったリビングが目の前に広がっていました。