ひび割れ補修材の選び方と使い方
壁のひび割れを自分で補修する際、最も迷うのが「どの補修材を選べば良いのか」という点ではないでしょうか。数多くの製品が販売されており、それぞれ特徴が異なります。適切な補修材を選び、正しい使い方をすることで、より効果的で美しい仕上がりを実現できます。まず、補修材を選ぶ上で重要なのは、「ひび割れの幅と深さ」、そして「壁の素材」です。ヘアークラック(幅0.3mm未満)のような細いひび割れには、液状で浸透しやすい「ひび割れ注入剤」や、チューブに入った「アクリル系コーキング材」が適しています。これらは、細いひび割れの奥まで浸透し、しっかりと埋めることができます。幅が0.3mmから3mm程度のひび割れには、「ひび割れ補修パテ」や「弾性パテ」がおすすめです。ヘラで押し込むようにして充填し、表面を平らに仕上げます。弾性パテは、建物の動きに追従するため、再発防止効果も期待できます。幅が3mm以上の比較的大きなひび割れや、構造的な動きが考えられる場所には、「ウレタン系シーリング材」や「変成シリコーン系シーリング材」といった、より弾性の高いコーキング材が適しています。次に、「壁の素材」によっても選び方が変わります。コンクリートやモルタル壁のひび割れには、それらと相性の良いセメント系やアクリル系の補修材を。石膏ボードや壁紙のひび割れには、壁紙の上から使えるタイプや、乾燥後に塗装が可能なタイプを選びましょう。屋外の外壁に使う場合は、耐候性や防水性に優れた製品を選ぶことが必須です。 補修材を選ぶ際は、製品のパッケージに記載されている「用途」や「使用方法」、「乾燥時間」をしっかりと確認し、ご自身の状況に合ったものを選びましょう。