フローリングの全面張り替えは、部屋の印象を大きく変えるだけでなく、住まい全体の快適性を向上させる重要なリフォームです。しかし、実際に工事が始まってから「こんなに時間がかかるの?」と驚かれる方もいるかもしれません。このコラムでは、フローリング全面張り替えの一般的な工程と、それに伴う工事期間の目安を解説し、スムーズなリフォーム計画の一助となる情報を提供します。フローリングの全面張り替え工事は、大きく分けて「事前準備」「既存床の撤去」「下地調整」「新しいフローリングの施工」「仕上げ」という工程で進行します。工事期間は、張り替える面積や下地の状態、選ぶフローリング材、そして工事を行う職人の人数によって変動しますが、一般的な6畳の部屋であれば2日から4日程度、LDKなどの広い範囲であれば3日から1週間程度が目安となることが多いでしょう。まず「事前準備」として、工事範囲内の家具を移動させたり、養生シートで床や壁を保護したりします。この作業は、ご自身で行うことも可能ですが、業者に依頼することもできます。次に「既存床の撤去」です。古いフローリング材を専用の工具で剥がしていきます。この時、大きな音や粉塵が発生するため、近隣への配慮も必要となります。既存床が撤去されたら、最も重要な工程の一つである「下地調整」に移ります。露出した下地の根太や合板の状態を詳細に確認し、腐食や劣化があれば補強したり、段差があればパテや合板で平らにしたりします。この下地調整が不十分だと、新しいフローリングのきしみや浮きの原因となるため、非常に丁寧な作業が求められます。この工程に要する時間は、下地の状態によって大きく変動するため、予備日を設けておくのが賢明です。下地が整ったら、いよいよ「新しいフローリングの施工」です。フローリング材を一枚ずつ、釘や接着剤を使って丁寧に張り合わせていきます。柄合わせが必要なフローリング材の場合や、複雑な形状の部屋の場合は、さらに時間がかかることがあります。この段階で、新しい床の形が徐々に見えてきて、リフォームの喜びを感じられる瞬間となるでしょう。最後に「仕上げ」として、壁との境目に巾木(はばき)を取り付けたり、ドア下の隙間を調整したりします。はみ出た接着剤を拭き取り、清掃を行って全ての工程が完了です。
フローリング全面張替えの工程と期間